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2024.06.28

【会員活動紹介】埼玉県電気工事工業組合青年部会「令和6年度高校生ものづくりコンテスト(電気工事部門)を全面支援 青年部会が審査を担当」

 埼玉県教育委員会は6月22日(土)に、「令和6年度高校生ものづくりコンテスト(電気工事部門)」をさいたま市北区の埼玉電気会館5階大会議室で開催した。

 この大会は、埼玉県電気工事工業組合(沼尻芳治理事長)が競技会場・競技用材料・賞品の提供、審査員として青年部会(小島昇会長以下4名)が担当するなど、コンテストを全面的に支援しており、今回で20回目となる。

 当日の午前10時10分から県立工業高校7校の生徒12名の選手が参加して、コンテスト会場において開会式が行われた。開催にあたり、高校生ものづくりコンテスト電気工事部門担当校長の中山義治校長(埼玉県立児玉高等学校校長)が「開催にあたり、会場提供・審査員など埼玉県電気工事工業組合様からのご支援によるものであります。ご協力をいただきました皆様方には、本当にありがとうございます。コンテスト結果から成功体験だけでなく、失敗からも学んでほしい。生徒の皆さんは、練習してきたことを十分に発揮し、より良い結果を目指して下さい。」などと挨拶した。

 続いて、沼尻芳治理事長の代理として出席した加藤宗一副理事長が「無事に開催できますことを心よりお祝い申し上げます。平成16年からご協力させて頂き今回が20回目となり、このような舞台を整えていくサポーターとしての役割は極めて重要なものと考えております。組合では皆様に電気工事士の資格を取得して頂くため、講師の派遣を行う他、高校生の皆さんが学校生活だけでは学べない多くのことを体験できるような交流の場を設け、電気工事業界に興味を持っていただきたいと思っております。本日参加される選手の方には、努力の成果をいかんなく発揮されることを願っております。皆さん頑張ってください。」などと挨拶した。

 引き続いて、司会者から審査を担当する小島昇審査委員長(青年部会会長)、石川和希審査委員(同副会長)、柴崎弓弦審査委員(同副会長)、石井健太郎審査委員(同副会長)が紹介された。その後、担当教諭から競技上の注意事項の説明があり、競技が開始された。競技内容は、合板パネル上に配線図で示された低圧屋内配線工事を指定された材料と工具を使用して制限時間内(100分)に施工するもので、各選手は、日頃の練習の成果を十分に競い合った。

 競技終了後、審査員4名による審査を行い、ケーブル工事、接続、結線、仕上がりの綺麗さなどをチェック、完成タイムを加味して採点し上位4名を決定した。

 コンテストの結果は、最優秀賞に川越工業高校3年生の増田優矢さん、優秀賞に大宮工業高校3年生の増田栄士さん、優良賞に川越工業高校3年生の齋藤大和さん、特別賞に三郷工業技術高校2年生の﨑原隆太さんが入賞し、加藤副理事長が健闘を称え、入賞者4名に表彰状とメダルを贈呈した。

 最後に小島審査委員長から講評として「本日は先生の教えを十二分に理解し、日頃の学業の成果を発揮できたのではないでしょうか。審査作品は、100分という時間を有効に使い、作品を完成させるのがポイントとなっており、効率的な時間の使い方と少しのミスの発生で成績に差がでました。今回作成した自身の作品の出来栄えを、改めて見直し、今後の学業等に活かしていただけたらと思います。」と発表があり、コンテストが終了した。

 今回の最優秀賞と優秀賞の2名は関東甲信越地区電気教育研究会電気工事コンテストに出場することとなっているが、今回、最優秀賞を受賞した増田優矢さんは「丁寧さを一番に考えて練習をして今大会に挑んだ。関東大会へも丁寧さを重視してがんばっていきます。」などと関東大会への抱負を語った。

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